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くずりゅうがわ
ふりがな文庫
“くずりゅうがわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
九頭竜川
66.7%
九頭龍川
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
九頭竜川
(逆引き)
「図面で見ると、ここに相当大きな川がある、これが有名な
九頭竜川
(
くずりゅうがわ
)
の川上らしい、すると、この川に沿って下れば、三国へ出るのだが——」
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
つま先あがりになっている道を、ふたりは
九頭竜川
(
くずりゅうがわ
)
のほうへくだっていった。町の軒に、たそがれの色が濃くなり、凍るような風が、家々のひさしや、樹立や、枯れた道草を
飄々
(
ひょうひょう
)
と鳴らしていた。
蘭
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
この庄の落城物語を歴史で読むと、
巍々
(
ぎぎ
)
たる丘山の上にでもあるかと思えば、これは
九頭竜川
(
くずりゅうがわ
)
の岸に構えられたる
平城
(
ひらじろ
)
。昔は壮観であったに相違ないと思うが、今は見る影もない。
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
くずりゅうがわ(九頭竜川)の例文をもっと
(2作品)
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九頭龍川
(逆引き)
当日午後にはもう越前第一の都府、北ノ庄の城下は、
九頭龍川
(
くずりゅうがわ
)
の
畔
(
ほとり
)
にも、
足羽山
(
あすわやま
)
の要地にも、秀吉方の兵馬を充満していたのであった。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
秀吉は、夕刻、
足羽山
(
あすわやま
)
の本陣を、さらにすすめて、市街の一端、
九頭龍川
(
くずりゅうがわ
)
をうしろに、
床几場
(
しょうぎば
)
をさだめ
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
九頭龍川
(
くずりゅうがわ
)
の水をひいた外廓の二重
濠
(
ぼり
)
は、容易に寄手の近づくを、ゆるさない。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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