九頭龍川くずりゅうがわ)” の例文
新字:九頭竜川
当日午後にはもう越前第一の都府、北ノ庄の城下は、九頭龍川くずりゅうがわほとりにも、足羽山あすわやまの要地にも、秀吉方の兵馬を充満していたのであった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秀吉は、夕刻、足羽山あすわやまの本陣を、さらにすすめて、市街の一端、九頭龍川くずりゅうがわをうしろに、床几場しょうぎばをさだめ
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
九頭龍川くずりゅうがわの水をひいた外廓の二重ぼりは、容易に寄手の近づくを、ゆるさない。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)