“きょうあくむざん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
凶悪無慚25.0%
兇悪無慙25.0%
兇悪無残25.0%
凶悪無残25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日夜警戒けいかいしてかれらの襲撃しゅうげきをふせぐのが上策じょうさくであるが、かれらは凶悪無慚きょうあくむざん無頼漢ぶらいかん七人で、諸君は数こそ多いが、少年である以上、苦戦は覚悟かくごせねばならぬ
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
かれはことば短かに、海蛇うみへびらの凶悪無慚きょうあくむざんを語った。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
平次が悄気返しょげかえるのも無理はありません。一と月ばかり前から、江戸中を荒し廻る恐ろしい強盗、時には女もさらえば、人もあやめる兇悪無慙きょうあくむざんなのが、——銭形平次らしい——という噂が立ったのです。
いまさらのように、兇悪無残きょうあくむざんなやりかたに、腹の底までこおるような気持ちである。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
みんなは、悪漢どもが島に滞在たいざいしていることを知らないのだ。凶悪無残きょうあくむざん海蛇うみへびら! かれらはどんな惨虐さんぎゃくな行為を一同の上に加えるだろう、早くげなければならない、どうあっても死なれない。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)