“きぶね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
貴船85.7%
木船14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
噂によれば、僧正そうじょうだにや、貴船きぶね里人さとびとどもも、もてあましている暴れン坊とか
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たとえばつるぎちまたにある人をのろうて貴船きぶねの社へ深夜の祈りに出かけた悪女——には、出逢うところのほどの人がみな倒れて死んだように、相当の被害が無くては納まらないほどの事態なのだが
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そこから馬を返し、木船きぶねに乗って向う岸に渡りパーチェという駅まで着きました。これはゲンパラという坂のけわしい山の下に在る駅であって、此駅ここ日暮方ひぐれがた着きました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)