“此駅”の読み方と例文
読み方割合
ここ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところが此駅ここに泊り合せて居る人で税肉ぜいにくをラサ政府へ納めに行く者がございますので、その人らに頼んで明日は出掛けることになりました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
そこから馬を返し、木船きぶねに乗って向う岸に渡りパーチェという駅まで着きました。これはゲンパラという坂のけわしい山の下に在る駅であって、此駅ここ日暮方ひぐれがた着きました。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
それ位盗人を巧妙にやりますし、ことに此駅ここは多くの人の寄り集まるところで金も沢山落ちるところですから非常に金持が多かろうと思って尋ねますと、他の村方よりは貧乏人が大変に多いと言う。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)