“きさらづ”の漢字の書き方と例文
語句割合
木更津100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もともと上総かずさ木更津きさらづの生れである彼は、関東者らしい熱血漢で、親分肌の、情誼じょうぎに厚いところのある、一風変った性格の持主なのであった。
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
自分をわすれるにも程のあったものだというようなことを論じているうちに、船が木更津きさらづへ着きました。
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
千葉、木更津きさらづ富津ふっつ上総かずさ安房あわへはいった保田ほた那古なご洲崎すさき。野島ヶ岬をグルリと廻り、最初に着くは江見えみの港。それから前原港を経、上総へはいって勝浦、御宿おんじゅく
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)