“ききあ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
利合25.0%
聞会25.0%
聞合25.0%
訊合25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女連は大方は一度か二度以上口を利合ききあった人達であったが、それがいずれも、式のあとの披露ひろうの席に、酌や給仕をするためにやとわれて来たのであった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
僕はそこへ気づいたもんだから、友達に軽業の非常に好きな男があるので、早速聞会ききあわせて見ると、丁度鶯谷の近くに曲馬団がかかっていて、そこで同じ足芸もやっていることが分った
孤島の鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
それぞれへ聞合ききあわせて、あまりの懐しさに、魚市の人ごみにも、電車通りの雑沓ざっとうにも、すぎこしかたの思出や、おのが姿を、化けた尻尾の如く、うしろ姿にかえりみ、顧み
菊あわせ (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
と、馬子の立場たてばだの行き交う旅人に、途々みちみち訊合ききあわせながら、後を慕ってゆく一名の武家があった。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)