“かんだがわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
神田川100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊右衛門はそれから長兵衛と官蔵に頼んで、お岩と小平の死骸を神田川かんだがわへ投げこました。
南北の東海道四谷怪談 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
そういう彼はまだいつきの道の途上にはあったが、しかしあの碓氷峠うすいとうげを越して来て、両国りょうごくの旅人宿に草鞋わらじを脱いだ晩から、さらに神田川かんだがわに近い町中の空気の濃いところに身を置き得て
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
さて前回にべました文治郎と亥太郎の見附前の大喧嘩は嘘らしい話ですが、神田川かんだがわ近江屋おうみやと云う道具屋のうちに見附前の喧嘩の詫証文あやまりじょうもんと、鉄ごしらえの脇差と、柿色の単物が預けてあります。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)