“かんごう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
奸驁50.0%
簡傲50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諸王は国中になげきてけいに至るを得る無かれ、と云えるは、何ぞや。諸王のその封国ほうこくむなしゅうして奸驁かんごうの乗ずるところとならんことをおそるというも、諸王の臣、あに一時をたくするに足る者無からんや。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
京水がそしってあるのを見ては、忌憚きたんなきの甚だしきだと感じ、晋が養父の賞美の語をして、一の抑損の句をもけぬのを見ては、簡傲かんごうもまた甚だしいと感ずることを禁じ得ない。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)