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かりんしゃ
ふりがな文庫
“かりんしゃ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
花輪車
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花輪車
(逆引き)
悦びといまいましさと、切なさが、幻燈の
花輪車
(
かりんしゃ
)
のように、赤く黄色く青く、くるくると廻る——そんな時に、国
許
(
もと
)
へ帰れと呼びかえされた。
田沢稲船
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
紫の幕、
紅
(
くれない
)
の旗、空の色の青く晴れたる、草木の色の緑なる、
唯
(
ただ
)
うつくしきものの
弥
(
いや
)
が上に重なり合ひ、
打混
(
うちこん
)
じて、
譬
(
たと
)
へば
大
(
おおい
)
なる
幻燈
(
うつしえ
)
の
花輪車
(
かりんしゃ
)
の輪を造りて、
烈
(
はげ
)
しく舞出で、舞込むが見え候のみ。
凱旋祭
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
幻燈の
花輪車
(
かりんしゃ
)
のよう辮髪の先の灯は、
百千
(
ももち
)
に、
千々
(
ちぢ
)
に、躍って、おどって、果てしなかった。まさにまさしくこれだけは逸品だった。二十人あまりのお客たちが言いあわせたように拍手をおくった。
随筆 寄席囃子
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
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