“かなつんぼ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
金聾66.7%
鉄聾16.7%
頑聾16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし爺さんは金聾かなつんぼだったので何も聞えなかった。ただ長年の経験で、子供一人でもうしろの板にのるとそれがすぐ体に重く感ぜられるのでわかったのであった。
最後の胡弓弾き (新字新仮名) / 新美南吉(著)
そのまた旦那だんな浪花節なにわぶしのほかには、洋楽洋画はもちろん歌舞伎かぶきや日本の音曲にすら全然鉄聾かなつんぼの低級なのが多く、抱えが生半可なまはんかに本なぞ読むのは、この道場の禁物であり、ひところ流行はやった救世軍の
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
大層お弟子もりまするが皆因縁の悪い者ばかり弟子に成りますのですから、満足の者は一人も居りません、おし頑聾かなつんぼあるいは悪い病を受けて鼻の障子が無くなって、云うことが解らなくって