“かなけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
金気41.2%
鉄気35.3%
鉱気17.6%
銕気5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
簡単に言えば、金気かなけのある水の上に墨膜を作ると、その金気が非常に微量であっても、十秒か二十秒すると、この薄い墨の膜が固化してしまうのである。
硯と墨 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
南部なんぶが何と言っても、京都には敵いません。値段も倍から違います。鉄気かなけの出ないこと請合うけあいです」
嫁取婿取 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
すると、柏斎は鉱気かなけくさい手のひらで一度ゆつくりと顔を撫でおろした。
(新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
大師は腹を立てて一村の水をしまい込んでおしまいになったといって、今でもどこを掘って見ても水に銕気かなけがあって使うことが出来ず
日本の伝説 (新字新仮名) / 柳田国男(著)