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『価』
ふりがな文庫
『
価
(
あたい
)
』
大阪に大国柏斎といふ釜師の老人が居る。若い彫塑家大国貞蔵氏の父で、釜師としての伎倆は、まづ当代独歩といつて差支へあるまい。伎倆のすぐれてゐる割合に、その名前があまり世間に聞えてゐないのを惜しがつた知合の誰彼が、 『大阪にくすぶつてゐたのでは …
著者
薄田泣菫
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約3分(500文字/分)
朗読目安時間
約5分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
何故
(
なぜ
)
値段
(
ねだん
)
異
(
ちが
)
鉱気
(
かなけ
)
間
(
ま
)