“かずさど”の漢字の書き方と例文
語句割合
上総戸100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小舞こまいかきの竹は勝手を知っていますから、明店あきだな上総戸かずさどを明けて中へ這入はいり、こもき、睾丸火鉢きんたまひばちを入れ、坐蒲団ざぶとんを布きましたから、其の上に清次は胡座あぐらをかき。
漸々よう/\上総戸かずさどを明けて忍び足で中へ這入りまして、板の間から小兼は上りまして、手探りで探り寄ると、敷布団に手が障りましたから、ぴったり枕元へ坐りまして
此方こちらも取急ぎますから出てきました。親子は上総戸かずさどの所まで鹽原夫婦を見送り、雨戸をて、顔見合わせ、母親おふくろは眼病だと云ったのが眼をパッチリ明きまして悴に向い
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)