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かうず
ふりがな文庫
“かうず”の漢字の書き方と例文
語句
割合
好事
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
好事
(逆引き)
坊つちやんの蚊帳の中にバツタを運んだ腕白共も少くともこの後に聳ゆる城山の欝葱を
日夕
(
につせき
)
、仰いだ事を今でも想像し得るを幸として
稍
(
やゝ
)
好事
(
かうず
)
の心を慰めた。
坊つちやん「遺蹟めぐり」
(新字旧仮名)
/
岡本一平
(著)
されど謝肉祭の間に思慮せんといふも、固より世に
儔
(
たぐひ
)
なき
好事
(
かうず
)
にやあらん。忽ち
肩尖
(
かたさき
)
と靴の上とに鈴つけたる
戲奴
(
おどけやつこ
)
(アレツキノ)の群ありて、我一人を中に取卷きて跳ね𢌞りたり。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
廷珸は大喜びで、天下一品、価値万金なんどと大法螺を吹立て、かねて
好事
(
かうず
)
で鳴つてゐる
徐六岳
(
じよりくがく
)
といふ大紳に売付けにかゝつた。徐六岳を最初から延珸は好い鳥だと狙つて居たのであらう。
骨董
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
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