“かうしど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
格子戸95.0%
格子扉5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まアおめづらしいぢやありませんか。ちよいと今戸いまど御師匠おししやうさんですよ。」とけたまゝの格子戸かうしどからうちなかへと知らせる。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
ガラリ、格子戸かうしど鳴りて、大和は帰り来れり「やア、花ちやん、いらつしやい、待つてたんだ、二三日、先生が御不在ので、寂しくて居た所なんだ」
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
やがて本堂の正面の格子扉かうしどを音荒らかに開きたる者を見れば、年の頃五十には過ぎしと思はるゝ六尺豊かの大入道の、真黒き関羽くわんう鬚を長々と垂れたるが
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)