格子扉かうしど)” の例文
やがて本堂の正面の格子扉かうしどを音荒らかに開きたる者を見れば、年の頃五十には過ぎしと思はるゝ六尺豊かの大入道の、真黒き関羽くわんう鬚を長々と垂れたるが
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)