“おわらぢ”の漢字の書き方と例文
語句割合
御草鞋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「へい、さやうださうで、——おい、早く御草鞋（おわらぢ）を持つて来さつし。御笠に御合羽は此処にありと——どうも大した盗つ人ださうでげすな。——へい、唯今御勘定を致しやす。」
鼠小僧次郎吉 (新字旧仮名) ／ 芥川竜之介(著)
上（あげ）ます御草鞋（おわらぢ）は其處へと彼是爲る中に彼男は姉樣（ねへさん）又御世話に成ますと然（さ）も心安き體（てい）に云（いふ）を
大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)
かければ大勢の者立出御早う御着なされました御草鞋（おわらぢ）を解（とき）ませう御洗足（おせんそく）をと盥（たらひ）へ湯を汲（くみ）て持出し奧（おく）の御座敷（おざしき）が明て居ります彼處へ入せられまし御酒（さけ）で御座りますか御膳（ぜん）をあげますかと云ながら茶を
大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)