“おりまが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
折曲87.5%
折屈12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私の家族うちは御飯のとき、向側の角が祖母、火鉢をはさんで父、すこしはなれて母、母の横から小さい姉妹が折曲おりまがって、祖母の前が丁度私の居場所になる。みんな、各自めいめいのお膳を行儀よくひかえる。
と廊下で別れて、一人が折曲おりまがって二階へ上る後から、どしどし乱入。とある六畳へのめずり込むと、蒲団も待たず、半股引はんももひきの薄汚れたので大胡坐おおあぐら
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
即ち襖の破目やれめとおして、一つ突当って、折屈おりまがった上に、たとえば月の影に、一刷ひとはけいろどった如く見えたのである。
霰ふる (新字新仮名) / 泉鏡花(著)