“おやきょうだい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
親同胞28.6%
親兄弟28.6%
親姉妹28.6%
母姉妹14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「しかし。——しかし、この間の……」「うたむら」の主人はなおうべなえないように「この間の本郷の芝居の、悪い親同胞おやきょうだいをもったゝめに苦労する若い芸妓。 ...
春泥 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)
病気びょうきのために、はたらこうとおもっても、おもうようにはたらけなかったこともあろうし、また、いくらはたらいても、はたらいても、親兄弟おやきょうだい世話せわをしなければならぬために貧乏びんぼうからのがれられなかったり
ある冬の晩のこと (新字新仮名) / 小川未明(著)
立てすごして、この半九郎に命までもくれようとは、親姉妹おやきょうだいの嘆きも思わぬか。おれには死ぬだけの罪がある。お前には何の係り合いもないことだ。知らぬていにして早く彼方あっちへゆけ
鳥辺山心中 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
家の生活がどうなろうと、母姉妹おやきょうだいをどうだまそうと、乗りかかったこの船を降りて、なんの生き甲斐があるものか。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)