“おとわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
音羽96.7%
乙羽3.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小日向こびなたから音羽おとわへ降りる鼠坂ねずみざかと云う坂がある。鼠でなくては上がり降りが出来ないと云う意味で附けた名だそうだ。
鼠坂 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
この通を行尽すと音羽おとわへ曲ろうとする角に大塚火薬庫のある高い崖が聳え、そのいただきにちらばらと喬木きょうぼくが立っている。
乙羽おとわもまた紅葉の世話になった男である。が、乙羽もまた硯友社外の誰とでも交際したのが紅葉の気に入らないで折々忌味いやみをいわれた。
水蔭すいいん乙羽おとわ柳浪りゅうろうやその他の面々は硯友社の旗幟きしが振ってから後に加盟したので、各々一、二年乃至数年遅れていた。