“おしろいけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
白粉気93.8%
白粉氣6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
出戻りには相違ありませんが、白粉気おしろいけさえ嫌ったお品は、美しくなければならぬ囮などを買って出るような、たしなみのない女ではなかったのです。
まだ商売をしている時分から色気のないくらい白粉気おしろいけの少い女であったが、めてから一層身装振なりふりなど構わぬと思われて、あたら、つくれば
霜凍る宵 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
侍女じぢよつかえたまゝ、いろ淺黒あさぐろ瓜實顏うりざねがほもたげてこたへた。ほゝにもえりにも白粉氣おしろいけはなかつた。
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)