“おきつぐ”の漢字の書き方と例文
語句割合
意次100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ああ大事なことを忘れた。余はいま「田沼意次おきつぐ」のプランに取りかかっている。大部な作になる、今度はどうやら掴めそうである。参考書が一冊不足で、石井から借りねばならぬ。
ために将軍家敬し憚り「西丸のじいや」と称して名を呼ばず、安永八年七月二十五日、六十七歳をもって世を終るまで、さすがの田沼意次おきつぐさえ、驥足きそくを延ばすことが出来なかったところの
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しかりといえども天明年間における田沼意次おきつぐの執政に際しては、幕綱ばっこうちゅうを解き、官紀かんきみだれ、濁政だくせい民を悩ます。加うるに浅間岳の大噴火、諸国大風雨、大飢饉ききんを以てし、庶民生をやすんぜず。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)