“おおが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大鋸60.0%
大賀40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大鋸おおがのひびきも斧の音もきこえず、馬鈴薯じゃがいも辣薤らっきょうか、葉っぱばかりさやさや揺れているしんとした山岨やまそばの段々畑から派手なような寝ぼけたような歌ごえが聞えてくるというのは
生霊 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
岡崎の大賀おおが一味が裏切りの策も齟齬そごし、また、長篠の城内へ、信長の使いと偽って、誘降ゆうこうの矢文を射たが、それもまず失敗のかたちに終った。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「どちらへ」とお互いに申しまして、「いけはたまで」といいましたら、「私も」といわれます。上野不忍池しのばずのいけで催すはすの会へ案内を受けたのです。会主の大賀おおが一郎氏は縁つづきになるのでした。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
「近藤。貴公はまだ、大賀おおがどのの所へ行っておらぬそうではないか」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)