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大鋸
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おおが
ふりがな文庫
“
大鋸
(
おおが
)” の例文
頭上
(
ずじょう
)
の騒動はいよいよ
爛熟
(
らんじゅく
)
し、ポルトガル人の
叱咜
(
しった
)
する声にまじって、帆柱の倒れる音や重いものを曳きまわす音、
大鋸
(
おおが
)
で木を挽く音、手斧で打ち割る音
呂宋の壺
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
近所でそれとなく訊いたところ、作次という男といっしょだとわかった。男はすぐ近くの
大鋸
(
おおが
)
町に妻子があり、どこかの料理茶屋の板前だそうだが、どうやらくらしは楽ではないようにみえた。
おさん
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
大鋸
(
おおが
)
のひびきも斧の音もきこえず、
馬鈴薯
(
じゃがいも
)
か
辣薤
(
らっきょう
)
か、葉っぱばかりさやさや揺れているしんとした
山岨
(
やまそば
)
の段々畑から派手なような寝ぼけたような歌ごえが聞えてくるというのは
生霊
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
鋸
漢検準1級
部首:⾦
16画
“大鋸”で始まる語句
大鋸屑
大鋸町