“おおあわて”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大狼狽66.7%
大周章33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大狼狽おおあわてのチョビ安は、また向うをむいたお美夜ちゃんの肩に手をまわして
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
佐平は巡査の背後うしろから一間ばかりも、大狼狽おおあわて狼狽あわてあと退去しさった。顔は驚きの表情で緊張していた。皆が一斉に佐平の方を見た。佐平は眼をむいて巡査の背中に視線をやった。若い巡査はいぶかった。
熊の出る開墾地 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
「甚五衛門一人を討って取るに三百の兵を催おしたとはさてさてお館義明公も大周章おおあわてに周章られたと思われるの」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)