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えんした
ふりがな文庫
“えんした”の漢字の書き方と例文
語句
割合
縁下
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
縁下
(逆引き)
人々は
縁下
(
えんした
)
より、ばらばらとその行く
方
(
ほう
)
を取巻く。お沢。遁げつつ
引返
(
ひきかえ
)
すを、神職、
追状
(
おいざま
)
に
引違
(
ひきちが
)
え、帯
際
(
ぎわ
)
をむずと取る。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
箒を堂の
縁下
(
えんした
)
に差置き、
御手洗
(
みたらし
)
にて水を
掬
(
すく
)
い、
鬢
(
かみ
)
掻撫
(
かきな
)
で、清き
半巾
(
ハンケチ
)
を
袂
(
たもと
)
にし、階段の下に、
少時
(
しばし
)
ぬかずき拝む。静寂。きりきりきり、はたり。
何処
(
どこ
)
ともなく
機織
(
はたおり
)
の音聞こゆ。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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