“えんざい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
冤罪78.7%
寃罪18.0%
艶罪3.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
飛んだ冤罪えんざいこうむったものだ。こいつは滅多めったれないと三毛子にはとうとう逢わずに帰った。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「妻は睡っていてかえられたものです、実に不思議ですが、その理由がわからないのです、僕が殺したというのは冤罪えんざいです」
陸判 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
その口前くちまえで女子をたらし、面白い目にも逢ったであろうな」「これはとんだ寃罪えんざいで、その方は不得手でございますよ。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「釣ろうったって駄目だよ。盆栽の方は仕方がないが、碁盤は寃罪えんざいだ」
或良人の惨敗 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
試みに見るべし、有名なる英国の政治家チャールス・ヂルク氏は、誠に疑わしき艶罪えんざい(ある人の説く所にれば全く無根のえんなりともいう)を以て政治社会をしりぞけられたり。
日本男子論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
兵馬は、そのあられもなき艶罪えんざいをおそれていたのは、以前紀州の竜神でも、そんなことから、痛くもない腹をさぐられた経験があるので、いささか取越し苦労が過ぎたもののように感じながら、食事を済ましてしまいました。
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)