“えばこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
餌箱62.5%
餌函12.5%
餌匣12.5%
餌筥12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鼻糞はなくそ記事の軽重、大小を見分けるためにはとり餌箱えばこ式の県予算、さい河原かわら式土木事業の進行状態、掃溜はきだめ式市政の一般、各市町村のシミッタレた政治分野、陣笠代議士、同じく県議、ワイワイ市議
山羊髯編輯長 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
籠に入れてから、さっそく粟を買って来て、それを餌函えばこに入れてやろうとしていると、もう籠の中からそれを見つけてしきりに啼き立て、早くくれとでもいうように見えた。
柿の種 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
さて舟子ははや「きゃたつ」を海の中にたてゝ、餌匣えばこと笭箵とを連ねたるものをも其に結ひつけ終りければ、弟先づ釣竿を携へて「きゃたつ」に上り、兄上羨みたまふな
鼠頭魚釣り (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
その店先に、釣鈎や釣竿、餌筥えばこなどをところもにとりひろげ、ぬうとかけているのが顎十郎。所在なさに、とうとう釣りでもはじめる気と見える。
顎十郎捕物帳:04 鎌いたち (新字新仮名) / 久生十蘭(著)