“えのもと”の漢字の書き方と例文
語句割合
榎本100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近くにすんでいる榎本えのもとという洋画家でしたが、表通りを歩いていますと、明智探偵事務所の窓から、青白く光るひとだまのようなものが、スウッと飛びだして
夜光人間 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
所が榎本えのもとが今度糺問所きゅうもんじょの手にかかって居て、そのせつ、榎本の阿母おっかさんもあねさんもお内儀かみさんも静岡に居るが、一向釜次郎かまじろうの処から便りがないのでおおいに案じて居ると
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
三年前に張之洞ちょうしどうの著した有名な勧学篇などにも、大いに日本留学の必要が力説されていて、日本は小国のみ、しかるに何ぞおこるのにわかなるや、伊藤、山県やまがた榎本えのもと陸奥むつの諸人は、みな二十年前
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)