“うんぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
温泉80.0%
雲仙20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宿屋の番頭はこれから三里の山道をば温泉うんぜんたけの温泉へ行かれてはと云つてくれたが、自分は馬か駕籠かごしか通はぬといふ山道やまみちの疲労を恐れて
海洋の旅 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
ここに長崎県下の温泉うんぜん山の実験談を、『読売新聞』の記事を借りて紹介しよう。長崎県にては、この状態にかかることを「だらし」と呼ぶ由。
おばけの正体 (新字新仮名) / 井上円了(著)
五月十八日 夏目義明東道にて雲仙うんぜんを越え、長崎、桃太郎泊り。
七百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
そこへ来た外人客の食事の材料も、雲仙うんぜん方面へ出す野菜類も、みんなここで作らせるつもりでおいでになったでやす。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)