雲仙うんぜん)” の例文
それからは一直線に長崎へ! この前は、島原から雲仙うんぜんへ出て、山道を歩いて東水の尾へ出ましたが、これは偶然のまぐれ当りです。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
雲仙うんぜんの国立公園のゴルフ場では、たった一つだけ困ることがある。あの山のからすは横合からやって来て、飛んでいる球をくわえて行ってしまう。
五月十八日 夏目義明東道にて雲仙うんぜんを越え、長崎、桃太郎泊り。
七百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
そこへ来た外人客の食事の材料も、雲仙うんぜん方面へ出す野菜類も、みんなここで作らせるつもりでおいでになったでやす。
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
「そんなところ、僕、知りません。僕は雲仙うんぜんから来たんです。南有馬へ出るつもりで、道を間違えて……」
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)