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うんこく
ふりがな文庫
“うんこく”の漢字の書き方と例文
語句
割合
雲谷
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雲谷
(逆引き)
雪舟が周防のY町の
雲谷
(
うんこく
)
に住んでゐたのは、四十歳を五つ六つ過ぎた頃であらう。文芸復興期の明から帰つて来て、豊後にちよつとゐて、それから当時大内氏が領主であるY町に来たのである。
故郷に帰りゆくこころ
(新字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
生半可
(
なまはんか
)
、
雲谷
(
うんこく
)
の画風がどうの、牧谿がどうの、友松がいつの時代のと、考証癖が手伝ったり、江戸時代の画史画論の雑書の観念などが交じるので、よけいそこが混雑してしまうのではあるまいか。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大抵
(
たいてい
)
のものは
絵画
(
にしきえ
)
のなかに生い立って、
四条派
(
しじょうは
)
の淡彩から、
雲谷
(
うんこく
)
流の
墨画
(
すみえ
)
に老いて、ついに
棺桶
(
かんおけ
)
のはかなきに親しむ。
顧
(
かえり
)
みると母がある、姉がある、菓子がある、
鯉
(
こい
)
の
幟
(
のぼり
)
がある。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
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