“うみぼうず”の漢字の書き方と例文
語句割合
海坊主100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それこそ、ものすごい水平線すいへいせんうえを、くろ海坊主うみぼうずが、おおまたにあるいているかもしれぬとおもわれたのです。
北の少女 (新字新仮名) / 小川未明(著)
顋の短かい眼の大きなその子は、海坊主うみぼうず化物ばけもののような風をして、其所そこいらをうろうろしていた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
……夕風に吹かれながら、こんなところであなたと魚づくしをやる気はねえのだから、さめなと海坊主うみぼうずなとお好きなものをお釣りなせえ。両国の請地うけちへ見世物に出すなら後見こうけんぐらいはいたします
顎十郎捕物帳:04 鎌いたち (新字新仮名) / 久生十蘭(著)