“うちげいしゃ”の漢字の書き方と例文
語句割合
内芸者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
◎先代の坂東秀調ばんどうしゅうちょう壮年の時分、伊勢いせへ興行に赴き、同所八幡やはたの娼家山半楼やまはんろう内芸者うちげいしゃ八重吉やえきちと関係を結び、折々おりおり遊びに行きしが、ある夜鰻をあつらえ八重吉と一酌中いっしゃくちゅう、彼がの客席へ招かれたあと
枯尾花 (新字新仮名) / 関根黙庵(著)
これでも昔は内芸者うちげいしゃぐらいやったと云うを鼻に掛けて、臆面おくめんもなく三味線を腰に結び付け、片肌脱ぎで大きな口をいて唄う其のあとから、茶碗を叩く薬缶頭やかんあたまは、赤手拭のねじり鉢巻、一群ひとむれ大込おおごみうしろから
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
内芸者うちげいしゃを二人揚げて呉んな
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)