“うたた”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ウタタ
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕は図らずもこの両者に接して、現代の邦家を危くする二つの悪例を目撃し、うたた時難を憂るの念に堪えざる如き思があった。ここに此の贅言を綴った所以である。トデモ言うより外に仕様がない。
申訳 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
武蔵も、うたた、歳月の思いにたえなかった。——今日の船出が、何となく、人生の一期劃きかくのように思われもして。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「吉川家の臣、うたた小四郎」
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)