“いるま”の漢字の書き方と例文
カタカナ:イルマ
語句割合
入間100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「武蔵野のおもかげは今わずかに入間いるま郡に残れり」と自分は文政年間にできた地図で見たことがある。
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
其視界の尽くる所に軽い一抹の雲烟のようなものがふわりと浮んでいる。此の夢のような夫とも分らない薄い藍色の山は、恐らく秩父入間いるまの郡境にわたる飯盛峠の附近であろうと思う。
奥秩父の山旅日記 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
ゆるされしかば夫々に改名かいめいして家來分となりにけるまづ紺屋五郎兵衞は本多源右衞門ほんだげんゑもん呉服屋又兵衞は南部權兵衞なんぶごんべゑ蒔畫師の三右衞門は遠藤森右衞門米屋六兵衞は藤代要人ふぢしろかなめと各々改名に及びたり中にも呉服屋又兵衞は武州入間いるま郡川越に有徳うとく親類しんるゐあれば彼方どなたか御同道下さらば金千兩位は出來しゆつたいすべしといふにより山内伊賀亮は呉服屋又兵衞を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)