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いなみぬ
ふりがな文庫
“いなみぬ”の漢字の書き方と例文
カタカナ:
イナミヌ
語句
割合
印南野
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
印南野
(逆引き)
稲日野
(
いなびぬ
)
は
印南野
(
いなみぬ
)
とも云い、播磨の印南郡の東部即ち加古川流域の平野と加古・
明石
(
あかし
)
三郡にわたる地域をさして云っていたようである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
家
(
いへ
)
にして
吾
(
われ
)
は
恋
(
こ
)
ひむな
印南野
(
いなみぬ
)
の
浅茅
(
あさぢ
)
が
上
(
うへ
)
に
照
(
て
)
りし
月夜
(
つくよ
)
を 〔巻七・一一七九〕 作者不詳
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
山部赤人の歌に、「
印南野
(
いなみぬ
)
の
浅茅
(
あさぢ
)
おしなべさ
宿
(
ぬ
)
る夜の
日長
(
けなが
)
くあれば家し偲ばゆ」(巻六・九四〇)というのがあるが、此歌と関係あるとすると、黒人の此一首も軽々に看過出来ないこととなる。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
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