“いっさいきょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
一切経100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一切経いっさいきょうひらけみすること数遍に及び、自宗他宗の書物眼に当てないというものはなかった。
法然行伝 (新字新仮名) / 中里介山(著)
これ一切経いっさいきょうにもなき一体の風流仏、珠運が刻みたると同じ者の千差万別の化身けしんにして少しも相違なければ、拝みし者たれも彼も一代の守本尊まもりほんぞんとなし、信仰あつき時は子孫繁昌はんじょう家内和睦わぼく
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
そこで、例を上げて見ると、鎌倉の鶴ヶ岡八幡に一切経いっさいきょうが古くから蔵されていたが、このお経も今度の法令によって八幡の境内には置くことが出来なくなって、他へ持ち出しました。