“いっこん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一献91.7%
一痕6.3%
一魂2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒を持て酒を……サア平馬殿一献いっこん重ねられい。不審顔をせずとも追ってわかる。貴殿ならば大丈夫じゃ。万が一にも不覚はあるまい
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そのも明けないうちである。王命を果した金将軍は桂月香を背負いながら、人気ひとけのない野原を走っていた。野原のはてには残月が一痕いっこん、ちょうど暗い丘のかげに沈もうとしているところだった。
金将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
無碍自在むげじざいの境にあるからである。己れもなく目に余る敵大軍もない。無我無想のうちに、あるはただ武門の一魂いっこん、それのみだった。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)