“いつこん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一根50.0%
一痕50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は実にこの昏迷乱擾(こんめいらんじよう)せる一根(いつこん)の悪障を抉去(くじりさ)りて、猛火に燬(や)かんことを冀(こひねが)へり。その時彼は死ぬべきなり。生か、死か。貫一の苦悶(くもん)は漸(やうや)く急にして、終(つひ)にこの問題の前に首(かうべ)を垂るるに至れり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
茫々(ばうばう)とした枯野の暮色が、一痕(いつこん)の月の光もなく、夢のやうに漂つてでもゐたのかも知れない。
枯野抄 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)