“いちもつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一物55.2%
逸物43.1%
陽根1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一方には比較出来ない学問の優越さがありながら、ただ一物いちもつに欠けているのである。美になくてならぬ肝心のその一物だけがないのである。
日田の皿山 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
犬は三頭が三頭ながら、大きさも毛なみも一対な茶まだらの逸物いちもつで、子牛もこれにくらべれば、大きい事はあっても、小さい事はない。
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その百合の花非常に白きを嫉んでヴェヌス女神海波の白沫より出現し極浄無垢の花の真中にうさぎうま陽根いちもつそのままな雌蕊めしべ一本真木柱太しくはやした