“いちもつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一物53.8%
逸物44.2%
陽根1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
親子五人の声におどろいたと見え、泥棒はいつの間にかいなくなっていました。むろん、一物いちもつも盗んではいませんでした。
若杉裁判長 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
何故なぜと言えば、余り深く一処ひとところ一物いちもつに執着して研鑽けんさんを積むという性質ではないからである。
辰巳たつみかたには、ばかなべ蛤鍋はまなべなどと逸物いちもつ一類いちるゐがあるとく。
湯どうふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その日から宇津木兵馬は、能登守の邸内の馬場で馬を責めました。馬は有野村の藤原家からすぐって来た栗毛の逸物いちもつであります。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ところが吮う力余り強かったので乳出過ぎて口外に落ち百合となったとも銀河となったともいう、その百合の花非常に白きを嫉んでヴェヌス女神海波の白沫より出現し極浄無垢の花の真中にうさぎうま陽根いちもつそのままな雌蕊めしべ一本真木柱太しくはやした