“いちじん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一塵62.5%
一陣37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
省略に省略を重ねて一塵いちじんをとどめないところにいたることが極意ごくいである。
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
そのすずやかな蝉脱のすがたは、歌人としては、随所に楽しむ——という主義のもとに、人生を楽しみあそび、僧としては、浄土を得て、法燈の守りに、一塵いちじんの汚れもとめない生活をしている。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一陣いちじんの風はさっとおこって籠洋燈かごランプの火をまたたきさせた。夜の涼しさは座敷に満ちた。
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)