“いそきち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
磯吉66.7%
五十吉33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
磯吉いそきちは、じぶんも豆腐とうふや油あげを売り歩いてもらった歩金ぶきんを貯金していたのだ。ソンキさえも行くとなると、どうしたって正や竹一がやめるわけにはゆかない。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
磯吉いそきちという漁夫の一人が、用便のために眼をさました。東の空は、もうかなり白みがかっていた。
空襲警報 (新字新仮名) / 海野十三(著)
竹一たけいちがいる。ソンキの磯吉いそきちもキッチンの徳田吉次とくだきちじもいる。マスノや早苗さなえもあとからきている。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
その翌日、きはなたれたよろこびよりも、大事なものをぬきとられたようなさびしさにがっかりして、昼寝ひるねをしているところへ、思いがけず竹一たけいち磯吉いそきちがつれだってやってきた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
五十吉いそきちといい今は西洞院の紙問屋の番頭だが、もとは灰吹きの五十吉と異名いみょうをとったごろつきでありながら、寺田屋のむこはいずれおれだというような顔がしゃくだと
(新字新仮名) / 織田作之助(著)