“いさう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
異草50.0%
異装25.0%
衣箱25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またのぼり少しくだりて御花圃はなばたけといふ所、山桜さかりにひらき、百合・桔梗・石竹の花などそのさま人のうゑやしなひしにたり。をしらざる異草いさうもあまたあり、案内者に問へば薬草なりといへり。
こんや異装いさうのげん月のした
『春と修羅』 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
常庵は儇巧けんかうなる青年であつた。或時塾を出でて還らざること数日であつた。そして其衣箱いさうひらけば、てんし尽して復一物を留めず、伊沢氏の借す所の衾褥も亦無かつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)