“衣箱”の読み方と例文
読み方割合
いさう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
常庵は儇巧けんかうなる青年であつた。或時塾を出でて還らざること数日であつた。そして其衣箱いさうひらけば、てんし尽して復一物を留めず、伊沢氏の借す所の衾褥も亦無かつた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)