“いくさぶね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
軍船80.0%
戦艦20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは将しく軍船いくさぶねであった。二本の帆柱、船首へさき戦楼やぐら矢狭間が諸所に設けられている。
鵞湖仙人 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と云って五隻の軍船いくさぶねが湾から外海へ出ようともしない。現状維持というところだ。
大唐もろこしの軍将、戦艦いくさぶね一百七十艘をひきいて白村江はくそんこう朝鮮ちょうせん忠清道ちゅうせいどう舒川県じょせんけん)に陣列つらなれり。戊申つちのえさる天智天皇てんちてんのうの二年秋八月二十七日)日本やまと船師ふないくさ、始めて至り、大唐の船師と合戦たたかう。日本やまと利あらずして退く。
金将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)