“いきりだ”の漢字の書き方と例文
語句割合
焦心100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おりから、十六夜いざよいの冬の月寒々と空に冴え返り見渡す限り丘も山も雪の白無垢しろむくに包まれて白一色の物凄さ。忽然その時四方の山から飢えと寒さに焦心いきりだった狼の声々が聞こえて来た。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)