“あれまさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
暴増50.0%
荒増50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
舳櫓ともろを押せる船子ふなこあわてず、さわがず、舞上まいあげ、舞下まいさぐなみの呼吸をはかりて、浮きつ沈みつ、秘術を尽してぎたりしが、また一時ひときり暴増あれまさる風の下に、みあぐるばかりの高浪たかなみ立ちて
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
折柄荒増あれまさる風に連れて、石滝の森から思いも懸けず、橋の上へ真黒まっくろになって、けつ、まろびつ、人礫ひとつぶてかとすさまじい、物の姿。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)