“あべぶんごのかみ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
阿部豊後守80.0%
阿部豐後守20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
島原一揆いっきのとき賊将天草あまくさ四郎時貞ときさだを討ち取って大功を立てた忠利の身の上を気づかい、三月二十日には松平伊豆守まつだいらいずのかみ阿部豊後守あべぶんごのかみ阿部対馬守あべつしまのかみの連名の沙汰書さたしょを作らせ、針医以策いさくというものを
阿部一族 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
柳営りゅうえいのみでなく市井のうちでもよく聞くから、専ら評判でございましたが、ほどなく阿部豊後守あべぶんごのかみが実相をただされて、さる事実なしと、明らかにされたため、いつか、うわさも止み
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
失ひたる如くなれば將軍家御家督ごかとく御評定ごひやうぢやうとして大城たいじやう出仕しゆつしの面々には三家十八國主四溜老中したまりらうぢうには阿部豐後守あべぶんごのかみ政高。
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)